CSR(企業の社会的責任)という言葉が、社会に浸透したのは2000年代の半ばくらいからです。当時、先進的な大手企業はこぞってCSR部門を設置しました。わたしは某企業のCSR部門と半年間契約しました。そこで、会社が営利として行っている事業活動と、CSRの一環として行っている活動を分離し、CSRとしての物流から会計に至るシステムの要件定義と基本設計に携わりました。仕事を通じてCSRに興味を覚えました。経済発展と環境保全を両立させた「持続可能な社会」って、どんなんだろう!?と勉強し、エコ検定(環境社会検定試験)を取得しました。CSRのルーツは、江戸時代の近江商人の経営理念にあるとされます。「商売は菩…