4.0状況に対して、さまざまな心象があると思う。 悲しいとき悲しいだけじゃないし、楽しいとき楽しいとはかぎらない。 むかしきいたことがある彦一とんち話というのがある。まえにも書いたことがあるが── 怖くて可笑しくて悲しい話をせがまれた彦一は「あるところに鬼が出ておならをして死んでしまいました」と話した。話された人が苦情を言うと、彦一は「鬼が出たら怖いだろ、おならをしたら可笑しいだろ、死んでしまえば悲しいじゃないか」と開き直った。 この話の骨子はひとの複雑な心象を無視して聞き手をばかにすること。カスタマをばかにしたようなプロダクト全般に援用できる。なので日本映画/ドラマをけなしたいとき使っている…