わずかに一瞬のあいだ見える「チラリ」を語源とする。
偶然の部分的な覗き見への性的興奮(フェティシズム)。
代表的なチラリズムに「パンチラ」(スカート等が風のイタズラでめくれること)がある。
理論上見えるけれども確率的にはほぼ見えない存在に対しチラリズムは発揮されやすい。
普段なかなか見れない対象が、不意打ちのように偶然見えると、得した気分になる「小さな幸せ」的要素がある。
つまり対象を魅せる手法として、偶然を装う演出が、観衆に意外な効果を与える一例である。
この「チラリズム」を意図的にさり気無く女の武器として使う女性を、いわゆる「計算女」と呼ばれることが多い。
浅香光代が主催する女剣技の、太ももがチラリチラリと見えるエロティシズムを報知新聞の記者が「チラリズム」と評したことから。
真にエロチックなものは「衣服の裂け目からちらちらと覗く白い肌」であり「衣服と素肌の間」であると主張していた。