僕は二十数年ぶりに、スペンサー・ジョンソン著「チーズはどこへ消えた?」(扶桑社 2000年)を再読した。この本は、変化に適応することの大切さを気づかせてくれる寓話だ。 寓話に登場するのは、二匹のネズミと二人の小人である。この四名が迷路に入ってチーズを探し回り、そのありかを見つける。山のようにたくさんのチーズは美味しいごちそうであり、安定した生活や幸福を象徴している。 ところがある日突然、チーズは消えた。ここで、ネズミたちと小人たちの対応が分かれる。 ネズミたちは、チーズがないなら別の場所を探すしかないと考える。迷路の中でトライ・アンド・エラーを繰り返し、まったく離れた所で山のようなチーズに巡り…