前夜、夕飯を控えめに済ませていた。 だから、この日はホテルラウンジでの朝食を楽しめた。 その後でさあサ活と意気込んだが、折悪しく男女ともサウナが故障していた。 それでやむなく夫婦揃ってフィットネスでたっぷり汗をかいた。 運動後、タクシーを呼んで鮨やしろへと向かった。 昼の11,000円コースの寿司はすべて大将が握ってくれた。 震えを帯びた感動が家内の中で生じ、出だしからこちらにびんびんと伝わってきた。 唖然とするほどの美味しさで、だから夫婦で何度も顔を見合わせた。 タクシーの運転手によれば「札幌一」とのことだったが、「日本一」と言っていいのではとわたしたちは思った。 これまで食べてきたすべての…