広大なる草原に ポツンと一人取り残されたあの日 まだ小さな子どもだったのに 置き去りにされ 愛する人に見放され ずっと独りぼっちだった 地面に座り込み 何をしていいのか分からない 寂しくて切なくて 寝転がっても胸が痛くて 誰にもかまってもらえない 誰にも気づいてもらえない だからずっと一人きりで 目的地も分からずに ただひたすら 前に歩いていくことしかできなかった そう決意したときからずっと ひたすら茨の道を乗り越え 張り裂けそうな苦しみに 耐えてきたけれど 足を一歩ずつ前に出して 進んできた軌跡には ズタズタの心だったからこそ 見えていた風景があった ひどい世界だったからこそ 触れられた優し…