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ツインビー

(ゲーム)
ついんびー

Twin Bee

  1. 1985年に発売されたコナミのシューティングゲーム。
  2. 1.に登場する、プレイヤーの操作する機体の名前。
  3. 1.の続編、およびその派生作品を含めたシリーズの総称。

シューティングゲームシリーズ

オリジナルの「Twin Bee」は1985年に発売されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。コナミバブルシステム基板を用いた作品の第一作目。当時としてはまだ珍しい二人同時協力プレイが可能で、ポップでコミカルなグラフィックと軽快なサウンドで人気を集め、ファミコン版の発売もあって同時期にリリースされた同じコンセプトの競合作「エグゼドエグゼス」(カプコン)を圧倒した。
一見「ゼビウス」に似た背景グラフィックの舞台が「どんぶり島」という名前だったり、自機ツインビー(1P側)とウインビー(2P側)が腕の生えた乗り物であったりと、随所に当時人気だったコミック/アニメの「Dr.スランプ」の影響が見てとれる。

ゲームの概要

操作

八方向レバー+二ボタン。ボタンはそれぞれ空中のショットと地上への爆弾であり、「ゼビウス」に似ている。空中ショットは画面内に二発まで、対地爆弾は腕の数に応じて投げられる(0〜2発)。「ゼビウス」の様な照準はないが、自機の前方射程距離内に地上物を置いてボタンを押すと勝手にロックオンして倒してくれる。

アイテムとパワーアップ

スクロールにあわせて漂う雲にショットを撃ちこむとベルが出現する。基本は黄色だが、五発撃ちこむごとに青→黄(×4)→白→黄(×4)→緑→黄(×4)→赤→黄(×4)→‥‥と色が変化する。黄色のベルを取ると得点、それ以外の色を取ると色に応じて自機がパワーアップする。

  • 黄:一個取るごとに500→1000→2500→5000→10000点。ベルを一つでも落とすと点数はリセットされる。
  • 青:一個取るごとに自機の移動速度が速くなる。
  • 白:自機のショットがツイン砲となる。
  • 赤:自機にバリアが付く。敵弾に対しては相当の耐久力があるが、体当りを喰らうとあっという間に削れてしまう。また、赤ベルを取った瞬間大量の卵型の敵が出現する。バリア装備中は緑ベルが出現しない。
  • 緑:自機の後ろにゴーストの様な分身が三つ付く。分身は自機と全く同じ攻撃性能を持つ。自機がやられるまで分身は消えない。分身装備中は赤ベルが出現しない。
  • 蜂:ベルを取らずに弾を撃ちこみ続けていると、一定数で敵キャラの蜂に変化する。蜂はショットで倒せる。

また、地上物を破壊すると、ボーナス点となるフルーツに混じって空中ショットが三方向になるベルか空中敵を全滅する☆が出現することがある。三方向ショットに限っては分身には装備されず、自機のみとなる。

自機から生えた二本の腕に敵の攻撃がヒットすると、当った方の腕がなくなってしまう。腕が左右とも失われると自機一機につき一回だけ画面上方から救急車(車ではないが‥‥)が出現し、これに触れると腕が元に戻る。腕がなくなると地上への攻撃が不可能となるが、左右方向からの一発分のバリアとして機能するとも言える。
なお、腕がある場合でも敵の攻撃が自機本体に当れば即死である。

その他
  • 二人同時プレイで自機同士が横に手を繋ぐと強力な貫通ショットが発射できる。また、前後に押し合うと星型の弾が多方向にばらまかれる。
  • 既に三方向ショットが装備された状態で地上アイテムのベルを取ると、野球ボールが出現する。これは画面上を勝手に跳ね回り、敵を倒してくれる。一定時間、あるいはボス本体との接触で消える。攻撃力は高いもののベルの色調整の邪魔にもなる。二人同時プレイの時は、それぞれの自機の間をキャッチボールする様にボールが往復する。
面構成

一定距離を進むとボス戦となる。ボスは五種類で、六面以降はループとなる。背景もそれに合せてループするが、道中の攻撃パターンは異なる。エンディングの様なものは存在せず、ゲームオーバーにならない限り無限にループする。

移植

ファミコン版、MSX版、X68000版、携帯電話用アプリ等が存在するが、アーケードと全く同一仕様のものはなく何らかのアレンジが施されている(実質的にファミコン版がベースとなっている)。
PSP用「ツインビーポータブル」、DS用「コナミアーケードコレクション」でアーケード版が完全再現された。

続編

もえろツインビー シナモン博士を救え!

1986年、ファミコンディスクシステム専用ゲーム。オリジナルの二人同時プレイに加え、外部拡張端子に差したコントローラを用いて三人同時プレイができるのが特徴。三人目のプレイヤーは「グインビー」。
また、ステージ構成が変更され、奇数面は横スクロール、偶数面が縦スクロールとなった。自機のパワーアップにレーザーが加わったり、最終ボスが蛇の様なデザインだったりしたため、当時のファミコンユーザーは「これが事実上のファミコン版『沙羅曼蛇』か」と落胆した。余談だが後に「沙羅曼蛇」は正式に移植される運びとなった。

ツインビー3 ポコポコ大魔王

1989年、ファミコン用ROMカートリッジ。変化球すぎた「もえろ〜」に比べると初心に立ち戻った内容で、難易度も低く抑えられている。

ツインビーだ!!

1990年、初代ゲームボーイ用カートリッジ。タイトルは「パロディウスだ!!」にあやかったものと思われる。
PSP用「ツインビーポータブル」にアレンジ版が収録されている。

出たな!!ツインビー

1991年、久しぶりのアーケード用続編。グラフィックや演出を大幅に強化し、アニメ調のキャラクターをメインに据えて、後のコナミのキャラクタービジネス企画の礎となった記念碑的作品。そのキャラクター性ばかりが取り沙汰されるが、ゲームとしても出色の出来である。
ビジュアルイメージとして、初代の「Dr.スランプ」風の雰囲気に加えて「天空の城ラピュタ」や「風の谷のナウシカ」のイメージをあまりにも大胆に取り入れたことで話題になった。第三ステージのBGMの曲名は、そのものずばり「天空の要塞ラピュタ」である。
X68000、PCエンジン、プレイステーション、セガサターンに移植された。PSP用「ツインビーポータブル」にも収録。

Pop'nツインビー

1993年、スーパーファミコン用カートリッジ。「出たな!!」の直接の続編。「ウインビー国民的アイドル化計画」なる企画の一環としてリリースされ、やはりキャラクター性を前面に押し出している。
PSP用「ツインビーポータブル」に収録された。

ツインビーヤッホー ふしぎの国で大あばれ!!

1995年、「ウインビー国民的アイドル化計画」から展開したラジオドラマ「ツインビーPARADISE」の世界観を元に作られたアーケード用シューティングゲーム。シューティング作品としては今のところ最終作。
「出たな〜」「Pop'n〜」の続編だが、主人公キャラクター達の名前が「〜PARADISE」に準拠したものになり、ラジオドラマと同じ声優がふんだんに起用されており、オープニングデモでは主題歌まで流れる等、当時のアーケードゲームとしても異色の作品であった。
「出たな!! ツインビーヤッホー DELUXE PACK」としてプレイステーション、セガサターンに移植された。PSP用「ツインビーポータブル」にも収録。

派生作品

ラジオドラマやアニメ展開したツインビーPARADISEや、ツインビーPARADISEのキャラクターを使ったアクションゲームやRPGなどへと展開。
「合い言葉はBee!」は当時のオタクの間で有名なフレーズとなった。

  • ツインビー レインボーベルアドベンチャー(1994年、スーパーファミコン用アクションゲーム)
  • ツインビー 対戦ぱずるだま(1994年、プレイステーション用アクションパズルゲーム)
  • ツインビーRPG(1998年、プレイステーション用ロールプレイングゲーム)
  • ツインビーPARADISE in どんぶり島(1998年、Windows用アクセサリ集)

ツインビー ポータブル - PSP

ツインビー ポータブル - PSP

コナミ アーケード コレクション

コナミ アーケード コレクション

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