①始めに 王墓を開けた者は死ぬ。 そんな不気味な噂が、20世紀の発掘調査で現実の出来事として語られ始めた。 「ファラオの呪い」と呼ばれる都市伝説だ。 古代エジプトの王墓を荒らした者には死が訪れる。 まるで神話のような話だが、実際に発掘関係者の死が報じられたことで世界中に広まった。 偶然なのか。 それとも、古代の王が残した警告だったのか。 妙な違和感が残る。 ②発生場所と状況 舞台はエジプト南部、王家の谷。 1922年、イギリスの考古学者ハワード・カーターが少年王ツタンカーメンの墓を発見した。 数千年の眠りを破る発見だった。 発掘調査には多くの関係者が関わった。 その中で資金提供者だったカーナー…