人類の星の時間 作者:シュテファン・ツヴァイク グーテンベルク21 Amazon 実は、野口悠紀雄さんの本で、ツヴァイクに興味を感じ、最初に手に取ったのはこの本だった。タイトルで何か「わくわく」するものを感じるではないか-私だけか(笑)。 この少し謎めいたタイトルについて、著者は序文に述べられていた。 永遠の星の輝きのように、人類史の中にも、ある一瞬の出来事が、その後永遠の輝きを放つというようなことがある。そういう貴重な出来事を、ツヴァイクが、歴史的瞬間小説(短編集)として紡ぎだしたのだ。 ツヴァイクの文章表現は美しいなと感じる。それに加えて、著者が序文の中で、「極力、歴史の真実のみを伝えるこ…