経済産業省が「DX(デジタルトランスフォーメーション)レポート2.1(DXレポート2追補版)」を公表した。 正直にいえば、あまり「DX」という言葉は好きでもない。インターネットが登場し、30年以上の歳月が過ぎたというのに、今さらネットの有用性を説くことも時代錯誤が甚だしいと感じてしまうのかもしれない。前提に疑問を感じ、目的と手段を取り違えていないだろうか。 そうはいっても、気にはなるので、こうしたレポートが出れば、目を通してしまう。国が何らの指針を出せば、否応なしに社会はその方向に引っ張られてしまう。 // 社会全体でデジタル化が進む中、企業としてもこの流れに適応し、データとデジタル技術を駆使…