臨床心理学の世界は、単に「治療」だけにとどまりません。人のこころに向き合い、より良く生きるための支援を模索するなかで、その活動は広がりと深まりを見せてきました。 まず、研究活動は臨床心理学の土台をつくる重要な仕事です。たとえば、「どの症状にどのアプローチが有効なのか」「どんな人が心理的困難に陥りやすいのか」といったことを明らかにすることで、問題が起こる前の予防的支援にもつなげることができます。 そして実際の現場では、面接(カウンセリング)に加えて、さまざまな心理検査が用いられます。知的能力や学力、性格傾向を測る検査など、複数の検査を組み合わせて実施する方法を、**「テストバッテリー」**と呼び…