レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「テナント/恐怖を借りた男」(1976)です。 映画は、ポーランド系フランス人トレルコフスキー(ロマン・ポランスキー)が部屋を借りにある古風なマンションの一室を訪れるところから始まります。数日前シモーヌと言う女性が投身自殺を図ったという部屋ですが、彼はそんなことを気にせずに契約します。引っ越し祝いで友人を呼んで騒ぐと他の入居人から叱責を食らいます。 気にせず暮らしますが、部屋の家具を移動中に壁の穴から見つかる人間の歯、空き巣に入られTV等盗難に遭ったり、部屋の反対にあるトイレに入っている住人からの視線等によりトレル…