三連休はずっと梅雨空の曇天模様であることもあって、どこかへ出掛けることもなかったが、散歩ぐらいせねば身体も精神も腐ってしまうと思い、大して用事もないくせに、焦って出掛ける準備をするものだから、妻から何を急いでいるのやと怪訝な顔で言われてしまう。だからこんな会話になった。 「早くせな終わってまうんや」 「何が」 「人生が」 まるで、映画「気狂いピエロ」にでてくるランボーの「地獄の季節」の一節みたいだと思いながら、ほんま、ダラダラしてるとあっという間に1日が、1カ月が、1年が過ぎ去り、やがて人生が終わってしまうのやという話しになった。 そして玄関を出た時には、大阪市内に出るつもりであったが、いちお…