「夜歩く」という横溝正史が書いた長編小説があります。 この小説は、自分が若い時に何気なく購入して読んだのですが、 序盤で犯人がわかってしまった為、何か微妙な気分で読み終えました。何故、自分は小説の序盤で犯人がわかってしまったのか? それは、この小説は「横溝正史版アクロイド殺人事件」だからです。 haguture.hatenadiary.jp 1926年に発表されたアガサ・クリスティーの「アクロイド殺人事件」 この小説は当時、【アンフェアだ!】とも批判された小説でした。 それぐらい、クリスティーが使用したトリックは特殊でした。 その為、自分が初めて「夜歩く」を読んだ時には、 【あれ?この書き方で…