discours〔仏〕
主に思想用語で、「言説」と訳される。
関連:ディスコース
辞書的には、文(sentence)よりも長く、まとまりをもった言語単位の意味で、話されたものも書かれたものも含む。
談話分析などでは談話と訳される。日常語としては、演説、語り、話などを意味する。
フーコーの概念としては、そのテキストの意見、思想内容にかかわらず、メタレベルでの語られうることの範囲に着目して、語彙、語彙の関係の仕方の特徴的な分布、形式から見た同一性を持つ「語り」。意見としては正反対でも、それが同一の「語られうること」の可能性の条件を共有している場合、同一のディスクールに属するといわれる。