日本社会のディストピアを肯定的に描き出すことで有名な小遣い万歳。今回は会社大好きおじさんが登場する。 どの職場にも何故か会社にずっと居残るおじさんが存在しているのではないだろうか。なぜ彼らは会社に残り続けるのか。 彼らは社畜では無く会社員である自分に誇りを持っており、会社のためなら意見具申する規律ある労働者だと言う。 だが読み進めていくと会社にしか自分の居場所を見い出すことができないおじさんの悲哀が明らかにされていく。 勿論これは肯定的に描かれるので、初めて自分の居場所となった尊い場所として会社が賛美されることになる。 けれども最後にはオチがしっかりつき、この漫画の担当編集が会社になんか行きた…