インフルエンサーマーケティングの光と影の物語です 都内のワンルームマンションの一室。美月は三脚にスマートフォンを固定しました。目の前には、近所のパティスリーで買ったモンブラン。 「お疲れ様、ミツキです。今日は『パティスリー・ソレイユ』のモンブランを紹介します!」 最初の動画の再生回数は、わずか52回。しかもそのほとんどが、美月自身による内容確認でした。 しかし、彼女は動画撮影の才能がありました。スイーツを語る時の目の輝き、フォークを入れる瞬間のカメラワーク、そして視聴者に伝える喜びが、画面越しに伝わってきました。 動画投稿をはじめてから三ヶ月後、チャンネル登録者数は2万人を超えました。 「ミツ…