先の週末、4年半ぶりになる日中韓三ヵ国による首脳会談があった。この間に、出席する首脳すべてが入れ替わっている。そしていずれの国も、大きな社会課題を抱えている。 ・少子高齢化 ・不動産高騰 ・格差拡大 などで、国民の不満が高まっているという共通問題だ。基本的にはすべて経済問題で、成長が鈍化した経済のパイをどう切り分けるかで各国政府は悩んでいる。いずれにせよ特効薬はなく、漢方薬のようにじんわり効く処方としては、経済のパイ全体を大きくすること。それには三ヵ国で小異についていがみ合うのではなく、協力して大同に就くべきである。 日中韓、4年半ぶり首脳会談 FTA交渉加速化へ議論継続 共同宣言:朝日新聞デ…