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デスクリムゾン

(ゲーム)
ですくりむぞん

バカゲークソゲー史上に燦然と輝く、株式会社エコールソフトウェアから発売された、セガサターン用ガンシューティングゲーム。通称『デス様』

概要

当時セガサターンマガジンの読者投票レース*1で、ブッチギリの最低点(1.0909)を叩き出し、一躍"一部の人"の脚光を浴びる。その後、最低点の記録は「スタンバイ Say You!」に奪われるが、コンスタントに1点台をキープしたその活躍は後世に語り継がれるであろう。ちなみに、このゲームを機に、サブカルの道に入ってしまった者も多いとか。
このデスクリムゾンの狂信的なファンのことを「クリムゾナー」と呼ぶ。

ものすごい色遣いで目がチカチカする、何が起こっているのか判らない画面。撃つたびにずれていく照準に、ダメージ後の無敵タイムもない極悪な難易度。謎の銃・クリムゾンとともに狂気の世界を駆ける主人公「コンバット越前」がオープニングで叫ぶせっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」の名 (迷) セリフは、未来永劫語り継がれる事だろう。

ドリームキャスト版「デスクリムゾン2」、アーケード版「デスクリムゾンOX」、そしてPS2版「デスクリムゾンOX+」と、その伝説は今もなお続いている。

当時の広告より

「デスクリムゾン バーチャガン対応・ガンシューティング」 8月9日デビュー

プロローグ
1995年謎の伝染病が発生、KOT感染症と呼ばれるその病は、またたく間にヨーロッパに広まった。
10年前、18になったばかりの越前康介(通称:コンバット越前)は、型破りな人生と冒険を求め、傭兵として戦場を駆け巡った。
そのとき偶然手に入れた銃、「クリムゾン」と名付けられたその銃は、10年間の眠りから覚めたように、彼を血塗られた運命へと導く……。

ソフトバンク刊「セガサターンマガジン」96年8月9日号広告より引用

ゲーム雑誌での評価

セガサターンソフトレビューコメント
女性ライターズ
「バーチャガンでも大変だわ」(3点)
 敵を倒していくうちに銃が進化していくのは持ち変えがなくていいよね。 画面外を撃って弾丸補充ってのも混乱を招かない。でも画面は暗くて見づらいな。また敵の出現と攻撃も時として異常に速くって、とてもじゃないけど コントローラーなんかじゃ太刀打ちできない。最高に不服なのが初期状態だとクレジットが1だけってこと。しかもコンティニューも1回限り!その上再プレーするにも社名クレジットまで戻されてテンポ台なしって感じです。壮大な ストーリーも全く意味をなしていないのがまた哀しい。

ハイローラーズ
「これマジで出すんですか?」(2点)
 いや、最初プレー画面見たときはまじでびっくりしました。色は変だし、 弾が当たったときのモンスターのアニメーションって見た目1パターンぐらいしかなかったもんで、てっきりバグかと思いました。いつもマニュアルなんて読まないんだけど、さすがになんか売りがあるんだろうと思って読んだんですよ。
で、書いてある、ウリが。最後のボスは美しいCGとか。で、心機一転ひたすらプレイ。そしてボス面へ。さっさとバーチャガン置いて家に帰りました。 詳しいことは右や左のほうを参考にしてください。

ゲストライターズ
「消化不良のシステムが否!」(4点)
 銃が進化するのがウリなのだが、通常の攻撃はなんら変わることなく特殊攻撃が可能になるというだけ。シーンクリアごとに、進化させた銃が元に戻ってしまうこともシステムを生かしきっておらず、消化不良気味という感じだ。グラフィック面もかなりツライところ。キャラパターンが少なく、なんてダメージを受けたのかが全然わからないのは……。 操作性は悪くないだけに、かなり損をしていると思うよ。ただ残弾がない状態でトリガーを引かないとリロード表示がでないのは、あまりにも不親切だね。

*1:読者が各ゲームを1〜10点で評価し、その点数の平均点をもってゲームの格付けをする企画。ランキングに入る最低得票数は10票。ちなみに、組織票可。

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