白いダッジ・チャレンジャーが砂漠に描いたタイヤの跡は、セブンティーズの不滅のモニュメント (評価 82点) 映画は始まりから終わりまで、ただひたすらに突っ走る。そしてラストに炸裂して燃え尽きる。それ以外、何も足さない、何も描かない。ただ走るだけで充分だ!ドラマなんか必要ねえ!そのふてぶてしさこそが誰の人生にもある勲章のようなものかもしれない。 「バニシング・ポイント」という作品がニュー・シネマの代表作であることだけは知っていた。しかし、不思議とビデオ全盛期にもその作品にもめぐり合うことが出来ず、見たのは早や21世紀に突入して大分と経ってからだった。 代表作とはいえ、「イージー・ライダー」ほどメ…