はしご酒(Aくんのアトリエ) その七十九 「デバガメシンドローム!」② 「覗き見趣味みたいなものの総称として、たしか、デバガメ、って言っていたような」 「そうそうそうそう、それだよ、それ」 ほんの少しだけスッキリしたような気はするけれど、でも、いま、ナゼにココで突然の、デバガメ登場とあい成るのか、の、その、ナゾの塊は、まだまだソコに、デンとナゾのまま、ある。 「で、その、デバガメ、覗き見趣味、が、ナニか?」 だんだんと、少し「いけず」(意地悪)なもの言いになりかけていた私は、わずかに酒器に残っていた酒をグビッと呑み干したあと、フ~ッと息を吐く。 するとAくん、「池田亀太郎は、トンでもないA級デ…