デマに騙されないための考え方について、科学史家・教育学者の板倉聖宣(1930~2018)は、1964年に高校生向けの雑誌に掲載された文章で、こんなことを述べています。 “相手のデマや宣伝にひっかからないためには,相手の言い分にのって,こまごました議論や行動にインチキがないかどうか、一つ一つ緻密にたしかめていっても,なかなかそのまちがいに気づかないことが多いものですが,おおまかでもよいから,もっと広い視野にたって問題を考え直してみると,案外相手のまちがいがみつかるものなのです。”(「デマ宣伝を見破るには」『板倉聖宣セレクション1 いま、民主主義とは』仮説社) そして、板倉は「広い視野で問題を考え…