みんなが納得するまで、対話を重ねることが民主主義の過程(プロセス)である。十分な話し合いをせず、多数決を採って物事を決めてしまうのは民主主義ではない。民主主義の本質は少数意見であっても尊重することだ。少数の意見だからと言って切り捨てず、対話を重ねていく中で、合意を形成していくことが民主主義である。その過程でより優れた考えや方策が生まれることも多々あることだ。 そして、みんなが納得するまで対話を重ねるには、一定の技量(スキル)が必要だ。民主主義は、簡単に実現できるものではなく、時間や手間がかかる。それだけではない。対話の技量など、さまざまな技量を身につける必要がある。そのような技量を身につけ、維…