鳴ることが正義だった時代があった。 配達員にとって、アプリが鳴るというのは希望だった。街に出て、待って、次が来るかどうかを気にする。鳴らなければ売上は立たない。鳴れば前に進める。だから昔は、単純だった。鳴るアプリが正義だった。 実際、今でもUberは強い。理由はシンプルで、注文数が多いからだ。鳴る。だから使う。嫌いでも、疑問があっても、街に出た時にいちばん現実的な数字へつながりやすいのは、結局Uberだったりする。 「鳴ること」が正義だった時代から、「鳴ること」が縛りになる時代に変わった。 今の違和感は、ここにある。 昔は「鳴るかどうか」が問題だった。今は違う。鳴ること自体が、クエスト、拒否制…