池内さんの読まれた本がずらりと紹介されている。 その中の 『おれ にんげんたち デルスー・ウザラーはどこに・岡本武司/著』では、 定年後は好きなことをしたい。 たいていの人がそう思っている。 しかし、生活のこと、健康、家族、その他もろもろが邪魔たてをする。 足をひっぱる。思うにまかせない。 たしかにそのとおりだが、もう一つ理由がある。 「好きなこと」の根拠が薄弱であって、ほんとうに何をしたいのか 当人にもはっきりしていないのだ。 定年後の好きなことは、定年前の生き方と強く関係している。 何十年にわたって感じ、考え、行動してきた。 「おれ いつも山すむ。火おこす。テント張る。ねる、、、」 自分の…