すべてがラストシーンに集約される 日本、オランダ、香港、黒沢清監督、119分 佐々木家は46歳の父親竜平、母親の恵、大学生で長男の貴そして小学6年生の次男健二の4人家族だった。父親はリストラされたことを家族に打ち明けられなかった。 母親は食事を作るだけの毎日に虚無感を抱いていた。偶然にも夫が失業していることを知る。長男の貴は中東で戦うためにアメリカの軍隊に入隊する。次男の健二はこっそりとピアノ教室に通い出す。 それぞれが家族にいえない秘密を抱えていた。 竜平の旧友黒須もリストラされていた。黒須は自分のことを「ゆっくりと沈んでゆく船だ」と言い、突然、妻と無理心中をする。それを知った竜平はショッピ…