元英国首相のトニー・ブレアさんの回顧録を読んでいます。上巻を読み終えて、一昨日から下巻に入ったのですが、なかなかおもしろい話がいろいろと書かれています。「自伝」に書いてあることをそのまま真に受けてはいけないと言う人もいますが、ない「事実」は書けないと思うので、多少の誇張や脚色があるとしても、まあだいたいは本当の話に近いものと受け止めています。それにしても、在任当時の側近や大臣たちの言行や自分の印象をかなり開けっぴろげに記していて、「まだ存命中の人も多いだろうに、大丈夫なのかなぁ」と、読んでるこちらの方が心配になります(笑)。 これまで読んだ範囲でも、興味深い箇所はいくつもありますが、こうして筆…