三環系抗うつ剤のひとつ。
ノルアドレナリンの量を増やす作用が強いのが特徴。一方で、夜尿症の治療薬としても使われる。
副作用も出やすく、口の渇き、眠気、便秘、めまい、尿がスムーズに出ない、物がかすんで見える、動悸などが挙げられる。
元々合成染料、サマーブルーだったものを応用し改良したものである。
効能又は効果
- 精神科領域におけるうつ病・うつ状態
- 遺尿症(昼、夜)
用法及び用量
- トフラニール錠10mg
- うつ病・うつ状態治療の場合
- 塩酸イミプラミンとして、通常成人1日30〜70mgを初期用量とし、1日200mgまで漸増し分割経口投与する。まれに300mgまで増量することもある。なお、年齢、症状により適宜減量する。
- 遺尿症治療の場合
-
- 通常学童は1日量30〜50mg(3〜5錠)を1〜2回経口投与する。ただし、症状及び年齢に応じ適宜増減する。
- トフラニール錠25mg
- うつ病・うつ状態治療の場合:
- 塩酸イミプラミンとして、通常成人1日25〜75mgを初期用量とし、1日200mgまで漸増し分割経口投与する。まれに300mgまで増量することもある。なお、年齢、症状により適宜減量する。
- 遺尿症治療の場合:
- 通常、幼児は1日量25mg(1錠)を1回、学童は1日量25〜50mg(1〜2錠)を1〜2回経口投与する。ただし、症状及び年齢に応じ適宜増減する。
2004年5月改訂(第4版)より抜粋
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