ジャケットの文字を読めば内容は一目瞭然。一言でいえば救出劇を描いた戦争映画ですが、過去の映画と少々見せ方が違ってとにかく台詞も少なく静かです。ただし、その中に激しい戦争があるって感じでしょうか。激しいまでのドンパチはないものの時間の経過と共に身体の中心に染み入るような味わいがあって、それがまた戦争の怖さにもつながります。とにかく生々しい。陸・海・空と見せ場も豊富で人間の心理やドラマも上手く描けていて、2017年の作品は心に響きます。パッと見、ヒーローも居るような居ないようなで、抑揚もあまりないので人によっては眠くなってしまうかもしれませんけどね。下手な騒がしいだけの映画よりも印象に残るんじゃな…