五輪出場で脚光を浴びた18歳の少女に、そんな壮絶な過去があったとは…。 大きな期待を背負って出場した、2006年のトリノ五輪。 しかし、結果はまさかの予選敗退。心ないバッシングに晒されることになってしまったのが、元スノーボード、ハーフパイプ女子の日本代表、今井メロだった。 彼女は同じくトリノ五輪で同競技の日本代表、成田童夢の妹。 6歳からスノーボードを始め、父親の厳しい英才教育のもと、12歳でプロになり、世界ランク1位を獲得して日本代表に選出されたのである。 だが一見、華やかに見える競技人生の裏では、常に苦悩が付きまとっていた。その最大の原因が、父から受けたスパルタ教育だった。スポーツ紙記者が…