ひじきカレー 古優名優そろひ踏み 定連納豆出る幕ぞなき 日限を切られた仕事が済んで、さて外出か散歩かという日があいにくの空模様で、しかも風が冷たい。草むしりもならず屋内にて過すとなれば、いたしかたもない。台所である。 保存限界に近いじゃが芋を使い切ってしまうには、煮物かカレーだ。人参と竹輪の残量を視定める。いかなる配分にてふた山に分け、ふた鍋調理できっちり使い切ろうかとの算段である。 数日前に、大豆と人参と竹輪とを合せて、ひじきを炊いた。四日分の惣菜との名目だったが、懸念どおり丸三日とは保たなかった。で、もう一度炊き直そうとの目論見である。カレーとひじき。人参の振分けが要諦となるわけだ。 つね…