小アジアの都市国家、トロイア(トロヤとも。英語読みトロイ)とギリシア連合軍の戦争。ギリシア神話と歴史の中間に位置する(紀元前12世紀ぐらい)。この戦役は、古代ギリシアにおいて、ホメーロスの英雄叙事詩『イーリアス』、『オデュッセイア』のほか、『キュプリア』、『アイティオピス』、『イーリオスの陥落』などから成る一大叙事詩環を構成した。最終的にギリシア側がトロイアを滅ぼした。
次に西洋文明の発祥の地、ギリシャをみていく。神話やオリンピック発祥の地として有名だが、知っているようであまり知られていない。そこで、知や芸術の源泉となったギリシャ文明をいくつかのキーワードを通して紹介する。ギリシャのエーゲ文明は3つ、その舞台はいずれもエーゲ海。■1.クレタ文明ミノア文明とも呼ばれる。民族系統は不明。海洋文明でありエーゲ海南部、地中海最大の島であるクレタ島を中心に栄えた。紀元前7000年頃人類が居住し始めた。紀元前2000年頃~紀元前1400年頃にかけて全盛期を迎えた。イギリスの考古学者アーサー・エヴァンズが1900年によって発見した。クレタ文明では中央広場、それを囲むクノッソ…
hikonoir.hatenadiary.com漫画教室に興味がある方は、上のバナーをクリックお願いします。 只今、3/09㈭午前2時44分。 今回は、バーナード・ハーマン。 [http://:title] 以前にも紹介しました?……忘れました。(^^;) それで最初は、トム・スコットにしようか、などと…。 で、どの曲が良いかなぁ…なんて考えてるウチ。…これにしょう!と思い付いたんです。 せっかくなんで、台詞入のロングバージョンがあったので、それを…。\(^0^)/ バーナード・ハーマン渾身の一曲!遺作! あの「サイコ」の音楽担当ですよ!あのキュッ、キュッ、キュッ…ってやつ。 ロバート・デ・ニ…
ハインリヒ・フォン・クライストの短編集『チリの地震』が なかなか面白かったので、続けて戯曲『ペンテジレーア』を。 fukagawa-natsumi.hatenablog.com チリの地震---クライスト短篇集 (KAWADEルネサンス/河出文庫) 作者:H・V・クライスト 河出書房新社 Amazon ペンテジレーア (岩波文庫 赤 416-2) 作者:クライスト,吹田 順助 岩波書店 Amazon ペンテジレーア 作者:クライスト 論創社 Amazon 旧訳ですよ、岩波文庫1941年(!)3月第1刷/2012年2月第3刷。 旧字旧かな。 しかも昔の体裁の本って活字が小さくて……疲れました💧 …
先日ギリシア神話の本を読みました。 大興奮というわけでもありませんが、相応の感心をしつつ気のないへぇーなどという相槌を一人うちつつ読了し、一夜漬けの知識をあたかも随分前から知っていたかのように家族に開陳し、まあまあ嫌な顔をされたりしました笑 lifewithbooks.hateblo.jp そうしたさなかに、歴ログの方が、Amazonで歴史本のセールを記事にして下さっていたので、有難く利用させて頂き、その中からピックアップしたのが本作であります。 reki.hatenablog.com 本作への端的な感想は、「歴史好きにはおすすめできる面白さ。一般には薦めづらい」という所でしょうか。 私には…
ギリシャ神話の中でも特に有名な戦いの一つ「トロイア戦争」。 長らく神話の中の出来事だと語り継がれていましたが、歴史家シュリーマンによって実際に起こった史実だった可能性が提示された戦争でもあります。 この記事では神話と歴史の狭間に存在する「トロイア戦争」をご紹介します。 トロイア戦争のあらすじ 神話と史実-パリスの審判, トロイの木馬の伝説やアキレウス, ヘクトルなどの英雄も紹介 前夜-ゼウスの気まぐれ パリスの審判 絶世の美女ヘレネの略奪 トロイア戦争の始まり トロイア陣営 トロイアに味方した神々 ギリシャ陣営 ギリシャに味方した神々 トロイの木馬 アイネイアスのローマ建国 トロイア戦争を知る…
マルウエアの種類 ウイルス、ワーム、トロイの木馬はたびたび同じ意味で使用されますが、異なる意味を持つ用語です。これらを総称してマルウエアと呼びます。「セキュリティ技術の教科書 第2版 (教科書シリーズ)(長嶋仁著・アイテック)」ではその特徴を次のとおり記載しています。 ウイルス ウイルスは、自らを複製して、他のプログラムやデータファイルのコードに侵入して感染する、寄生型のプログラムです。プログラムやデータファイルが実行されると、ウイルスも動作します。 ワーム ワームは、ウイルスのように他のプログラムに寄生せずに自立して存在し、ネットワークを経由して自身を複製しながら自己拡散するマルウエアです。…
現代日本で急増する「心の病」.マスコミは,新たな社会現象に合わせて乱造された「病名」を喧伝し,悲惨な事件が起これば被害者を「PTSD」だと安易に決めつけ,「心のケア」を気軽に叫ぶ.だが,それは正しい診断なのか?その患者は本当に精神疾患なのか?精神医療の現場を混乱させる「心の病」ブームの実態を,治療の最前線に身を置く現役の臨床医師が撃つ.渾身の告発リポート――. 著者は,東京都立松沢病院,東京大学医学部精神医学教室,藍野大学設立準備室,埼玉医科大学精神医学教室,昭和大学医学部精神医学講座で臨床経験を積んだ精神保健指定医であるという.近代医学により疾患と認定されるようになった各種の「心の病」. 精…
新国王・王妃を祝う装飾画 国王崩御、国王ばんざい! グルックの新作オペラ、『オーリードのイフィジェニー』が上演された1774年4月19日。 それから20日ほど過ぎた5月10日午後3時15分。 国王ルイ15世が天然痘で薨去します。 誰もが固唾をのんで、時計を見つめながら待っていた瞬間でした。 ひとつの時代が終わり、新しい時代がやってきた―――! 人々は、遺骸のまだ温かい先王の部屋から雪崩を打って飛び出し、ドヤドヤと、控えの間に詰めかけます。 その小さな部屋には、王太子と王太子妃が控えています。 扉が開け放たれ、最初に入ってきたのは、女官長ノアイユ伯爵夫人。 ふたりの前に跪き、『国王崩御、国王ばん…
今回の紹介本は、「弱くても、勝てました。: 人生とビジネスに役立つ逆転の戦略55」です。 【本書の紹介文】 「逆転の戦略」は最高のエンタメだ!!!「超でっかい馬に隠れて」大勝利!(トロイア戦争)「 雨の中からこんにちは?作戦で」大勝利!(桶狭間の戦い)「ダダ漏れの情報をキャッチして」大勝利!(ミッドウェー海戦)3000年の歴史と戦いが教えるとんでもない逆転方法から、人生でもビジネスでも、「どんなに不利でも負けない戦い方」がわかる。 【本書の目次】 Chapter 1 相手をパニックにして大勝利!! Chapter 2 場所を利用して大勝利!! Chapter 3 タイミングをつかんで大勝利!!…
『地球の『超』生き方』 {アセンション版} ゲリー・ボーネル 坂本政道 ヒカルランド 2011/8/31 <2012年になると時間の概念が崩壊します> ・人間の集合意識が時空という概念を超えて拡大していくのです。たとえば、コップを見ると、どういう分子が集まってコップという物質をつくったかというその瞬間も見えるし、同時にこの分子がもとのエネルギー体に戻る、その瞬間も見ることができます。ですから、我々の時の観察の仕方が違ってくる。時というものの概念が実際に崩壊します。 2012年にシフトが起きますが、それは時間が私たちにとって制限という形で働かなくなるということなのです。 ・バシャール的な言葉を使…
今回のテーマは「良心」である。 先ず個人的な経験から語ろう。 私は、子どもの頃、ときどき嘘をついていたように思う。嘘をつくことにあまり罪悪感をもたなかったのだ。勿論、嘘がばれれば親にしかられた。それでも嘘をつくのは平気だったのだ。しかしある頃から嘘がつけなくなった。嘘のせいで親にひどく叱られたことが原因かもしれないが、罪悪感を覚えるようになり、「嘘は駄目」だと思うようになったのである。 今思えば、これは子どもの心理の自然な成長を示しているのかもしれない。小さな子どもにおいては、善悪についての意識が弱いのは当然のことだろう。だから親や社会からの「しつけ」が必要なのである。つまり、判断や行動の規範…
クノッソス:目次へ ここから先については私の力不足のため、書くことが出来なくなりました。もっとちゃんとした終わり方にしたかったのですが・・・・。このブログでは古代都市を50個取り上げることにしていたので、この「クノッソス」で終わりです。 私はかなり若い頃から日本の神話にもギリシアの神話にも興味を持ってきました。日本の神話が天皇家を軸にしていることから歴史に自然に接続されていくのに対して、(日本で紹介されている)ギリシア神話ではトロイア戦争の次の世代あたりで物語が途切れてしまうのを、昔から残念に思っていました。同時に、古典期(BC 479年~BC 338年)のギリシア人たちが自分たちの神話の時代…
下北のミスドにてトロイア戦争の本を読む。 すごいお話だったことに今になって気づく...。 僕らが今四年に一度胸を躍らせるオリンピックに も大きく繋がる。 そしてトロイア戦争が描かれた「イリアス」を信じ きって、伝説を史実にしてしまったシュリーマン の情熱にも触れる。 今まででいちばん熱くてロマンのあるミスドだっ たように思える。
フランソワ=ユベール・ドゥルエ『フランス国王ルイ15世』(1773年) オペラ初演8日後のできごと グルックの新作オペラ、『オーリードのイフィジェニー』が、王太子妃マリー・アントワネットの強い後ろ盾のもと、半ば強引に初演され、半ば強引に「大成功」とされ、音楽史上に「オペラ改革」の画期として刻まれた日が、1774年4月19日。 そして、その8日後の4月27日。 国王ルイ15世が、狩猟中に急に脱力感と激しい頭痛に襲われます。 ヴェルサイユに戻り、ベッドに入った国王の脈を、多くの侍医がかわるがわる診ます。 これといって病名は特定できませんでしたが、夜になって、王の顔に赤い斑点を見つけます。 当時、死…
2023 年 11 月 9 日 HEALTH IMPACT NEWSさんより転載 https://healthimpactnews.com/ https://healthimpactnews.com/2023/is-the-spirit-of-columbia-the-head-demon-over-the-united-states-is-this-demon-referenced-in-biblical-prophecy/ ブライアン・シルハヴィ著、健康影響ニュース編集者 私が執筆の中で頻繁に参照している聖書の教えの 1 つは、世界システム全体、特に政治および金融システムはすべてサタンの王…
寒さを誤魔化すための人肌、あらゆる季節をねじ伏せる巨人の手、償いを謳う、論理的な天使の羽根、人類愛という枷、あらゆる偏見の洪水や、システマチックなデマ、制限ばかりの過去、空虚さに寄り添う冬の末路や、曖昧な風、トランスミッションや、空間的な硬直、タントラやタナトス、感染症の猫たちや、アガメムノンのトロイア戦争、なすべきものも無くなった後に訪れる波形、澱んだ至福や、高次の余韻、平伏すだけの私たちの拒食症や、コギトが捩れて、アンモニアの混じった雨を降らして、辿々しい言語を話して、サイコキネシスにより、定めもなく生まれる雲に乗り、憐憫なんかに騙されないで、惰性で引き伸ばされたエゴを超越して、分断による…
クノッソス:目次へ ギリシア本土では、BC 1200年頃から考古学的な遺物が少ない暗黒時代に入ります。しかし、クノッソスのあるクレータ島ではそれより150年も早いBC 1350年頃に暗黒時代に入ってしまうのでした。この間いったい何が起きたのか、皆目わかりません。そこでいろいろ調べていくうちに、聖書に関係する記事にクレータ島の様子の片鱗を見たような気がしました。 聖書には古代イスラエル人に敵対する民族としてペリシテ人と言う民族が登場します。この民族がどうもクレータ島からパレスチナのガザ地区にBC 1200年頃に移住してきたらしいとされています。 ペリシテ人は紀元前13世紀から紀元前12世紀にかけ…
『FBI超能力捜査官マクモニーグル』 「遠隔透視」部隊の現実 (並木伸一郎・宇佐和通) (学研)2007/2 <幽霊のハンス> ・幽霊もよく見る。亡くなった妻の母も会いに来た。あれは感謝祭の夜で、妻の母は、その年の8月に亡くなっていた。家族が感謝祭で集まったとき、私は、どうしようもない眠気に襲われて、二階の寝室で横になったんだが、ふと目が覚めると義母がベッドのわきでほほ笑んでいた。私は、嬉しくなって「すべて順調だから心配しないで」と話しかけた。すると義母の姿が消えた。 ・陸軍時代、ドイツでも幽霊を見た。長旅を終えて新しい宿舎に着いた夜のことだ。洗濯をしようと地下に行ったが、どの部屋が洗濯室なの…
完訳 ギリシア・ローマ神話 上 (角川文庫) 作者:トマス・ブルフィンチ KADOKAWA Amazon 【17/08/13】上巻。古事記にしろギリシア神話にしろ、一夫多妻制なのかなと思っていた★惚れやすい男神、嫉妬深い女神、運命に翻弄される(人間の)女性たち。男性は、半神半人★現代のクリエイター(手塚治虫や富野由悠季、安彦良和等々)にも影響を与え続けているのがスゴイ★ブルフィンチによる神話の語りに、ミルトンやバイロンの詩が挿入されている。その意味では文学ガイド★Kindleで上下合本のうち、上巻相当部分を読了しました★カバーイラストは、ヤマザキマリさん。 【17/08/18】下巻。トロイア戦…
【シリーズ=教養の饗応】(11/8配信第76号) 今は、二十四節気の「立冬(=りっとう)(11/8-11/21)」 七十二候の「山茶始開(つばき はじめて ひらく)(11/8-11/12)」です。 昨日11月7日は、「友引(ともびき)」です。 本日11月8日は、「先負(せんぶ)」です。 明日11月9日は、「仏滅(ぶつめつ)」です。 また、陰暦十一月の異名は「霜月(しもつき)」です。 英語では「November」 フランス語では「novembre= (ノーヴァンブル)」です。 中国語では『十一月』と書いて『シーイユエ』と発音します。 韓国語では『십일월』と書いて『シビルォル』と発音します。 11…