小説家、翻訳家(Landolfi, Tommaso 1908年〜1979年)
1908年、イタリア中南部の小さな町ピーコに生まれる。
トマス・アクィナスに連なる家系とのこと。
フィレンツェ大学に学び、ロシアの詩人についての論文で卒業。
小説のほか、日記作品、戯曲、詩、批評など数多くの作品を残している。
ゴーゴリ、プーシキン、ノヴァーリスなどの翻訳も手がけた。
優れた文体、豊かな想像力と詩情、知的な物語づくりが高く評価され、ヴィアレッジョ賞、カンピエッロ賞、バグッタ賞など多くの文学賞を受賞。謎に包まれたエキセントリックな人物として知られ、その賭博熱は有名であった。1979年にローマで没。
死後の1982年、イタロ・カルヴィーノにより名作短編集が編まれた。