投機目的の短期的な取引を抑制するため、国際通貨取引に低率の課税をする制度。 1972年、ジェームズ・トービンによって提唱された。 1994年のメキシコ通貨危機以降、注目を集める。 一部の国だけが導入した場合、外為取引が単に他国へと流れる結果になるため、導入に際しては国際的協調が求められるが、実現には至っていない。
トービン税入門―新自由主義的グローバリゼーションに対抗するための国際戦略
「外国人投資家への課税法案」に対するウォール街の懸念 先週、アメリカ下院を通過した法案の中に「セクション899(Section 899)」と呼ばれる条項が含まれています。この条項の正式名称は「不公正な外国税に対する制裁執行(Enforcement of Remedies Against Unfair Foreign Taxes)」であり、外国人投資家がアメリカで得る利子や配当収入に対して課税できる内容が含まれています。 初期段階では既存の税率に5%ポイントを上乗せし、毎年さらに5%ポイントずつ増加させて、最大で20%ポイントまで連邦所得税を課す仕組みになっています。この条項の対象は、不公正国家…