Thomas L. Friedman
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で現代中東研究により修士号を取得。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から1981年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から1988年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、1988年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌1989年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞。著書に世界的なベストセラーとなった『レクサスとオリーブの木』などがある。
「フラット化する世界」の著者紹介より引用
グラウンドゼロ アメリカが初めて体験したこと―「NYタイムズ」コラム集成