(Deutsche Grammophon Gesellschaft) 1898年12月にドイツ・ハノーファーで創設された、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレコードレーベルである。「イエロー・レーベル」と呼ばれている。 ドイツ国内では文学作品の朗読作品も制作・発売している (Deutsche Grammophon Literatur)。
先週アップできれば良かったかもしれないが 7月7日は、なんの日?と聞かれて 〝 七夕まつり 〟………と、きっと普通は答える。 でも、今年に限ってはそうじゃなかった…。 〝 札幌交響楽団 〟が新しいCDを発売した日…だったのだ。 なぁ~んだ……と思うだろうが ただのCDじゃない。 日本に数多くある〝 いち 地方オーケストラ〟が なんと、 あのクラシック音楽の老舗レーベル〝 ドイツ・グラモフォン 〟から 初めて新譜をリリースしたのである。 1982 武満徹世界初演曲集 岩城宏之(指揮) 札幌交響楽団 小泉浩(アルト・フルート)、篠崎史子(ハープ) 収録:1982年6月27日 札幌市民会館 品番:U…
ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 Op.68 指揮 :カール・ベーム 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1975年 5月、ムジークフェラインザール(ウィーン) レーベル:ドイツ・グラモフォン ベームによるブラームスの交響曲第1番の演奏は、ウィーン・フィルとの東京ライヴ(1975)やベルリン・フィルとの録音(1959)などが有名かと思いますが、私はこのウィーン・フィルとのセッション録音も長らく愛聴しています。 というのも、私が人生で初めて購入した交響曲のCDがこの1枚だからです。当時、吹奏楽にどっぷり浸かっていた高校時代の私は、オーケストラの演奏を聴くことはあったとしても、ラヴェ…
もうすぐ今年のグラミー賞です。ノミネートされた曲の中でも印象的だったのは、ビヨンセの"BREAK MY SOUL"ですね。「ガタガタガタガタガタガタガタガタ」って一体……(笑) さて、グラミー賞を知らない人はあまりいないと思います。権威のある音楽賞として有名ですけど、じゃあ「グラミー」って何だかご存知ですか?今回はそこを深掘りしてみます。 JVC(旧・日本ビクター株式会社、現在はJVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社)の製品によく付いている犬のマークといえば、多くの方は「ああ、あれね」とイメージできると思います。 その犬の名前は……「グラミー」ではありません!「ニッパー(Nipper)」…
本年もたくさんの方々に御覧頂き、ありがとうございました。 note中心になっていますが、クラシック音楽をはじめとする少し軽い話題の発信はこちらで継続できればと存じます。 皆様、よいお年をお迎え下さい。 note.com さて今回はタイトル通り2022年(令和4年)にリリースされたクラシック音楽のCDから私の選んだベスト10を御紹介(順不同・敬称略)。 ヨーヨー・マ(チェロ)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックほか/ギャザリング・オブ・フレンズ(ソニークラシカル) アンネ・ゾフィー=ムター(ヴァイオリン)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ボストン交響楽団/ヴァイオリン協奏曲第2…
『Mahler: Symphony No. 2 "Resurrection"』 Horne / Neblett / Chicago Symphony Orchestra / Abbado CD: Deutsche Grammophon / Polydor International GmbH Series: Galleria 427 262-2 [G|GA2] [2CD] Printed in West Germany / Made in West Germany GUSTAV MAHLER (1860-1911) Symphonie Nr. 2 c-moll "Auferstehungs-S…
ハンガリー出身の指揮者フリチャイは、若くして白血病で亡くなったので随分昔の人のような気がしますが、1914年生まれということはショルティやジュリーニと同じ歳。仮に長生きしていれば、実演に接する機会があったのかもしれず残念です。録音がたくさん残っているのが救いですが、モーツァルトのレクイエムなど、よく歌い、どこをとっても暖かく、かつ、瑞々しく、本当に素晴らしい演奏です。ドイツ・グラモフォンという会社は、50年代半ばから、クラシック音楽については、DECCAやEMIといったライバル社とのし烈な競争の中で、徐々に確固たる地位を気づいていきます。50年代に、カラヤンだけでなく、まだ若手の一人だったフリ…
【日時】2022年12月10日(土)13:30~ 【出演】堀米ゆず子(Vn.)ヴァレリー・アファナシエフ(Pf.) 【曲目】 ①J.S.バッハ『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005』 ②『3つのピアノ曲より 第2番 変ホ長調 D946-2』 ③シューベルト『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 D574』 ④ブラームス『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ト長調 op.78』 【Profile】 〈堀米ゆず子〉 東京都生まれ。 5歳よりヴァイオリンを始める。久保田良作、江藤俊哉に師事。 子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を…
先ほどヤフオクで落札したレコードは一聴して奏者の尋常ならざる技量に大げさに言えば息をのむものでした。 ショパンの第一協奏曲と第二協奏曲はともに名曲として古今東西たくさんのレコードが出ていますが、私のお気に入りはクリスチャン・ツイマーマンがショパンコンクールを若干17歳で制した後ソ連から亡命した指揮者のキリル・コンドラシンがデンマークの名門オーケストラコンセルトヘボウを振った時のもので、ショパンの青春のはかない抒情を奇跡の名演で弾き切った同作の代表と評価するものです。 後にツイマーマンは自身の弾きぶりでドイツグラモフォンに再録していますが同じ奏者とはとても思えぬ駄作で、ショパンの叙情性が皆無なの…
ブロムシュテットは今週、ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮している。プログラムはシューベルト交響曲第3番、ベルワルド交響曲第4番。当然ながらドイツ・グラモフォンにより録音がなされているはず。下記リンクの写真からマイクが林立している様子がわかる。 そんなブロムシュテットがコンサート前に叙勲された。ドイツ連邦共和国大功労十字星大綬章を授与された。 https://twitter.com/Gewandhaus/status/1590815501756018688?s=20&t=xh10BFQiodr8tkoembICGw https://www.gewandhausorchester.de/artike…
KKC-2176SA(King International) 1966年4月12日ライブ録音 カラヤン&ベルリン・フィル 1966年来日公演シリーズのハイブリッドSACD。 現在では考えられない規模で行われたこの年のカラヤン日本ツアー。その中でも、東京文化会館において5日間でベートーヴェンの交響曲全曲演奏という凄まじい企画だ。このCDセットは各演奏日毎にまとめられている。 第5番交響曲は、第6番と序曲コリオランとともにその初日のプログラムとなっている。 7:04/9:30/4:39/8:26(拍手あり)。 音質は残念ながらあまり芳しくなく、不安定。響きも相当なデッドでなんとなく目の前に大きな箱…
【日時】2022.10.18.(火)19h~ 【会場】サントリーホール 【管弦楽】パリ管弦楽団 【指揮】クラウス・マケラ 【独奏】アリス=紗良・オット(Pf.) 〈Profile〉 ドイツ語圏を中心とする各地でのピアノコンクール優勝経験を持つ。オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム大学でカール=ハインツ・ケマリンクに師事。 父親がドイツ人、母親が日本人。日本語・ドイツ語・英語を流暢に話せる。日本語はミュンヘンの日本人学校で身につけた。 2008年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。 2017年5月23日放送の『セブンルール』(関西テレビ)では以下の「ルール」が紹介された。本番前は…
『トゥルーマン・ショー』原題:"The Truman Show"製作年:1998年製作国:アメリカ合衆国公開日:1998年6月5日 作品について Amazon 感想 音楽 キャスト スタッフ 作品について ピーター・ウィアー監督。 アンドリュー・ニコル脚本・プロデューサー。 サイコロジカル・SF・風刺・コメディドラマ映画(psychological science fiction satirical comedy-drama film)。 Amazon トゥルーマン・ショー (吹替版) ジム キャリー Amazon トゥルーマン・ショー (字幕版) ジム・キャリー Amazon トゥルーマン・…
世界的チェリストが初めて語る人生の軌跡.無実の罪によって投獄されたソ連時代.イスラエルでスタートさせた演奏家としてのキャリア.そして,カザルス,ピアティゴルスキー,ロストロポーヴィチ,バーンスタイン,メータ,アルゲリッチ,クレーメルら名音楽家たちとの交流などから,“魂の音色”の秘密が浮かび上がる!マイスキーから全幅の信頼を寄せられている著者が,約20年間にわたるインタビューと取材の中から,彼の言葉を誠実に綴った真実の書――. きわめて個性的な音色を持つとされるチェロは,明るく快活な音楽を奏でることが好まれる楽器である.その音域は広く,奥深い.バイオリンの音域を凌駕し,バリトンからテノールの音質…
ランランさんの「ディズニー・ブック」リリース予定 ランランさんの「鳩に餌を」 ジュリー・アンドリュースが歌う「鳩に餌を」 カミーユ・ガルニエさんの「鳩に餌を」 ランランさんの「ディズニー・ブック」リリース予定 かの有名ピアニスト、ランランさんが、2023年のウォルト・ディズニー社100周年を記念して、ディズニー映画の名画を収録したアルバム、「ディズニー・ブック」を9月16日にドイツ・グラモフォンよりリリースするそうである。 へぇー すごいねぇー ディズニーとタイアップするなんて、どれぐらい儲かるのだろうね。私は卑しいのか、まっさきにおカネのことを考えてしまった。 www.udiscovermu…
『武満徹:ウォーター・ドリーミング~フルート作品集』 ガロワ Takemitsu I Hear The Water Dreaming Patrick Gallois Fabrice Pierre Göran Söllscher BBC Symphony Orchestra Andrew Davis CD: Deutsche Grammophon 制作:ユニバーサル クラシックス&ジャズ 発売・販売元:ユニバーサル ミュージック合同会社 シリーズ:スタンダード・コレクション UCCG-4706 (2010年) 税込¥1,600(税抜¥1,524) Made in Japan 帯裏文: 「独自の作…
オリヴァー・ナッセン Oliver Knussen (1952 - 2018) のファンタジー・オペラ『かいじゅうたちのいるところ Where The Wild Things Are』Op. 20。1幕9場。 1979~1983年、ベルギー国立歌劇場の委嘱で作曲。 台本はモーリス・センダック。彼自身の同タイトルの絵本(1963年)に基づく。 2001年にドイツ・グラモフォンから出た全曲盤がつべに上がってる。 Lisa Saffer(ソプラノ、マックス役)ほか、ナッセン自身の指揮するロンドン・シンフォニエッタによる演奏。 ここでは、冒頭を割愛して、お話の筋でいうと少年マックスが航海を始めるあたり…
リサ・バティアシュヴィリはこの度新しいCDをドイツグラモフォンからリリースした。ピアノのギオルギ・ギガシヴィリ、ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団と共演している。曲目はフランクのヴァイオリンソナタ、シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番、ショーソン《詩曲》、ドビュッシー《美しき夕暮れ》である。シークレット・ラヴ・レターと題されたCDだが、バティアシュヴィリの奏でる美しい音が存分に堪能できる選曲になっている。フランク《ヴァイオリンソナタ》の鮮やかな美しさは最高である。バティアシュヴィリは小細工をせず曲に真正面から取り組み、巧みな技量を誇ることもせず、堂々とした構えを見せる。豊かな…