人口動態から、ソ連崩壊と米国衰退をいち早く予見した歴史家の新たな「予言」の書。 冷戦終結とEU統合によって生じた「ドイツ帝国」は、当初もっぱら経済的だったのが、 今日ではすでに政治的なものになっている、とトッド氏は指摘します。 そしてウクライナ問題で緊張を高めているのも、ロシアではなくドイツで、 「ドイツ帝国」がこのまま拡大すれば、いずれアメリカとも衝突しうる、と。 インタビュー形式で読みやすく、 しかも『悪童日記』の名訳者、堀茂樹さんによる素晴らしい翻訳で読める、 日本オリジナル版です。 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書) 作者:エマニュエル・トッド 文藝春秋 A…