「マッドジャーマンズ」wお読む。 マッドジャーマンズ ドイツ移民物語 作者:ビルギット・ヴァイエ,Birgit Weyhe 花伝社 Amazon 同時に数冊の読んだグラフィックノベルの中で一番面白かった。 著者がドイツ人でインタビュアーを担当し、ウガンダやケニアで出会ったドイツ語を話す人々との交流を擬似的な3人にまとめたもの。 本書で取り上げられる若者たち3人は、いずれも若い頃に20代の多感な時期を1908年代の東ドイツで移民という形で生活している。自分の元職場や母国に対しては否定的な感情があっても、ドイツ自体に対してして否定的な言及はほとんどない。彼らは移り住む前に知的なエリート階層であった…