(伊:Palazzo Ducale)
イタリア語でDucale(形容詞)は○○公の、公爵の、総督の、を意味し、Palazzoは館、宮殿(英語のpalaceに相当)を意味する。従って、Palazzo Ducaleは総督や○○公の宮殿のことで、ヴェネツィア、ウルビーノなどのものが知られる。 また英語のDoge's Palaceからの訳で「ドージェ宮」と呼ばれることもある。
レパントの海戦を描いたフレスコ画。 オスマン帝国と、教皇領・スペイン軍・ヴェネチア共和国連合軍との戦い。 西ヨーロッパ史において、大海戦でのオスマン帝国に対する勝利であった。 レパントの海戦 - Wikipedia もう一度ドゥカーレ宮殿を外から見てみよう。 絢爛豪華な宮殿と隣接して牢獄がある。 牢獄 Prigioni この牢獄へ行くのに、囚人がため息をつきながら歩いたという。 そこから命名された「ため息の橋」Ponte dei Sospiri ため息橋からの眺めが、投獄前に見られるヴェネツィアの最後の景色であった。 ため息橋 - Wikipedia 当時の囚人の気持ちに思いをはせる。 dポイ…
歩みを進める。ここにも芸術品が多数ある。 ドゥカーレ宮殿の大評議会の間 Sala del Maggior Consiglio 数百人の代表が大評議会を行っていた部屋。 1000人くらい収容可能だという。 柱のない開けた大きな空間である。 天井画が30枚以上ある。 こういうのが、豪華絢爛だろうか。 天井画はヴェロネーゼの「ヴェネツィア礼賛」 ガイドさんが説明してくれている。 見ているときは、価値があまりわかっていないので、ピンボケ。 いい絵がいっぱいあって、頭もいっぱい。 この大きな絵は、ティントレットの「天国」Il Paradiso 最後の主要作品であり、世界最大級のキャンバス画。 大きいので…
しつこくドゥカーレ宮殿 元老院の間を続ける。 この部屋には、まだまだ美しいフレスコ画がある。 化粧漆喰と華麗な絵画があふれている。 素人には、どれもこれも素晴らしく見える。 この部屋で有名な作品がこれ。 ティントレット作 「ヴェネツィア称揚」 ヴェネツィアの染物屋の息子として生まれたので、「ティントレット(染物屋の息子)」と呼ばれている。 斬新で大胆な構図とドラマティックな表現に特色がある。 ティントレット - Wikipedia 共和国の富の象徴で飾られている。 ガイドさんの説明にも熱が入る。 フレスコ画がとにかく美しい。 にほんブログ村
ヴェネツィア共和国の総督公邸の内部。 再建されたものだが、天井画が見事である。 ただ金ぴかなのではなく、豪華かつ芸術的である。 天井を見上げては、ため息ばかり。 首が痛くなってくるが、見上げずにはいられない。 謁見の間 Sala del Collegio ヴェロネーゼ作「レパントの海戦を勝利を感謝するヴェニエル総督」 パオロ・ヴェロネーゼは、ルネサンス期のヴェネツィアで活動した画家。 優れた色彩感覚の持ち主で、フレスコ・油彩ともに幻想的な色使いの装飾的絵画作品で知られている。 パオロ・ヴェロネーゼ - Wikipedia 元老院の間 Sala del Senato ここにも芸術作品がたくさんあ…
サン・マルコ広場自体も見どころ満載。 世界で一番美しいともいわれる広場である。 右に見えているのがドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale ガイドさんは、大津にホームステイしたことがあるという。 京都は知っている人が多いのだが、滋賀は説明に困ることが多い。 「日本で一番大きい湖があって、京都の東」 ただ、TOKYO(トーキョー)とKYOTO(キョート)の違いがわからない人も。 世界は広い。日本って小さな島国だな。 黄金階段を昇ってドゥカーレ宮殿へ入っていく。 ヴェネツィア共和国の総督邸と政庁をかねた建物。 ドージェ(総督)の公邸というわけである。 サン・マルコ寺院も「ドージェの礼拝堂」とさ…
サン・マルコ広場は、海の都ヴェネツィア共和国の玄関口であった。 共和国の権力と栄光を示すように、ドゥカーレ宮殿や絵画館などが立ち並んでいる。 政治・文化・宗教の中心地で、三方向を柱廊が取り巻いている。 その広場を見下ろしているのが、高さ96mの鐘楼である。 この鐘楼にはエレベーターで昇れるという。 15世紀末の時計塔がある。 ごく近所の宿だったので、朝早くに散歩に来ていた。 夕方には、ヴァポレット乗り場の付近でピザを売っている日本人がいた。 ほうれん草のピザだったが、繊細な作りで美味しかった。 やっぱり日本人好みにできているのだ。 にほんブログ村
旅行日 2019年6月1日(土)朝食後、徒歩にて観光です。 サンマルコ広場を目指します。 ホテルから運河沿いを歩くので、気持ちいいです。 昨日は、同じ道でも、パレードの衣装を着た人達に 目を奪われていたので。 ツアーのみんなで、はぐれないようにいくので 一瞬のうちに写真を撮りました。 後で調べたら、ヴィットリオエマニュエル2世の像でした。 ミラノのドォーモ前にも騎馬像ありましたよね。 恐るべし有名人! 溜息橋を見ながら通りすぎ ドゥカーレ宮殿の前を過ぎます。 ここは、通常の入場とは別にシークレットツアーがあります。 ただし、日本語ガイドはないので、最低限の英語がわからないと 集合時間や集合場所…
ミラノの次はヴェネツィアへ〜。 ヴェネツィアまでは途中休憩、渋滞などもあり、ミラノから4時間ほどかかりました。 ヴェネツィアの街は車が通れないので、街の入り口にある駐車場に車を停めて、ヴァポレットという水上バスでホテルまで向かいました。 駐車場はすごい高くて24時間で26ユーロ、、、 本島に停めてバスか電車でヴェネツィアまで移動という手段もあったけど、本島でも25ユーロとほぼ変わらないので、ヴェネツィア側に停めました。 ヴェネツィアの入り口からホテル(メインのサン・マルコ広場から少し先に行ったところ)まではヴァポレットで50分くらい、思ったより時間かかってちょっとびっくり。 でもヴェネツィアの…
オンラインチケットを事前に購入しよう! ルネサンス期のヴェネツィア派の力作がこれか!ドゥカーレ宮殿入場~ ヴェネツィア観光の目玉といえば聖マルコ大聖堂とドゥカーレ宮殿見学そしてゴンドラってとこでしょうか?パッケージツアー旅行、現地ツアーでも必ず用意されています。なのになのにツアーを利用してイタリア旅行をした事が無いので、内部見学がどちらも、今回が初めて・・・いや~凄かったですね~1 00年も生きてると数々の豪華な宮殿などを見学した経験はあれど、芸術的な観点からバチカンにも負けず劣らずでしたね パラッツオ ・ドゥカーレは(≧▽≦) オンラインチケットを事前に購入しよう! 現地ツアー利用では聖マル…
ARIA※のアクアアルタって永遠の憧れですよね ※ネオ・ヴェネツィアという世界線でゴンドラ乗りを目指す女の子たちの幸せゆるふわ素敵ライフを描いた漫画。あまりの癒しパワーのため「精神科の待合室でアニメが流されている」という話を聞いたことがある。現実とのギャップに涙する患者が出ないか心配。キャラクターがでっかい可愛いです。(『ARIA』『でっかい』で検索検索ゥ) 気付けばもう5年前 遂にイタリア旅行更新です! 札幌旅行の更新じゃないんかーいという感じですが、これはもう気分 果たしてこの旅行記は終わる日が来るのか!? これからの私の活動にご期待ください!!!!! ______________ 口上略…
水の都…!ロマンがあります。 作られた大地だったことに驚きました。 すごい技術ですね。 地盤沈下がおさまりますように…。 *ヴェネツィアとその潟メモ(イタリア)*(1987) ・潟(ラグーナ)上の都市 →泥土に杭→イストリア石(耐水性に優れた石灰質の石)を積む。 ↓ 地下水や天然ガスの採取→地盤沈下→ユネスコなどが救済活動 ・東方貿易の一大交易拠点「アドリア海の女王」 ★サン・マルコ大聖堂 9世紀 聖マルコの聖遺物を祀る。 11世紀 ビザンツ様式に改築 ・サン・マルコ広場…世界で最も美しい ★ドゥカーレ宮殿 9世紀 城塞として建造 14世紀 総督の邸宅に改築 ・世界最大級の油絵…ティントレット…
【体験から思ったこと】 ・自分の性格上、安心あってこそ、純粋にものごとを楽しめる。心理学の欲求階層をリアルに感じた。 ・困った時こそ、脳みそフル回転させて困りごとを解決しようとすることを再確認。海外だと言葉が通じないので特に。日常生活でも意識したいな。 ・この日観た景色、施設は生涯忘れなだろうということ。旅行代、長い移動時間をかけてきた価値かあった。 ・海外ひとり旅ができる程度の、教育、経験を積むことができていて良かった。教育に関しては親に感謝。 ・家族の土産を探してる時間は有意義だった。離れてこそ感じることができたこと。帰国したら、もっと話を聞こう。 【写真では伝わらないスケール感と迫力】 …
地球の歩き方の本を”読んで、感想を書く”のも変な感じだけど、とても楽しいです。コロナ禍で海外が遠くなったけど、(いや、会社を辞めて収入が変わったことも大きいな)こうやって見てるのは楽しい。 聞いたことのある名前も多いなと思ったら、水曜日のカンパネラの「バッキンガム」という曲に出てくる宮殿は多分全部載ってる(笑) いくつか行ったこともあった。ルーヴル美術館。ブレナム宮殿。エジンバラ城。ノイシュバンシュタイン城。バチカン宮殿。ドゥカーレ宮殿。インドのアグラ城、タージ・マハル、アンベール城、レッド・フォート、シティパレス。タイの王宮。ウズベキスタンのヒヴァ、フィリピンのサンチャゴ要塞。キューバのハバ…
12月5〜12日 12月2週目、私は授業が全て終わったけれど一般的にはまだバカンスではないので、ぎりぎりホテルや飛行機、電車の価格が抑えられている。と言うことでオフシーズンのヴェネチアへ。格安航空、座席の下に置くハンドバッグひとつならパリーヴェネチア往復で約60€。ホテルも3泊で200€ちょっと。ありがたい。。。 11月12月は街が水没するアクア・アルタが発生しやすいと聞いていたので不安だったけど、大丈夫だった。 早朝のフライトだったので11時には市内に到着。ホテルに荷物を預けて散策。印刷博物館や、総督邸・裁判所・行政府のドゥカーレ宮殿を見にいった。オフシーズンの平日だからか普段は恐ろしく長い…
前作 Guitars の制作と並行して進められていたプロジェクトというのが、2000年を迎える記念イベントとして1999年12月31日に行われたベルリンでのライブコンサートでした。このコンサートを視野において制作された作品が、この The Millennium Bell です。 Mike Oldfield / The Millennium Bell <トラックリスト>1. Peace On Earth2. Pacha Mama3. Santa Maria4. Sunlight Shining Through Cloud5. The Doge's Palace6. Lake Constance7…
10/29 ヴェネツィア 2日目。 8:15 起床。眠い!昨日2時に寝たからだよね。 10:00 ゆうこさんをお見送り。あすみさんとさよならする。というかゆうこさん私の荷物の3倍はあるな…物凄い量だわ…。 出発!運河を見ると傘を差しながらゴンドラ乗ってる、なんだか珍しい。 11:15 アカデミア美術館。アカデミア美術館にダビデ像があると思い込んでいたけど、まさかのダビデ像はフィレンツェのアカデミア美術館!!マジかー!!!12ユーロ損した!?!? しかし、ジョルジョーニの傑作の嵐、ティッツァーノの絶筆ピエタを見ることが出来て良かった。特にピエタは、絵の隅にティッツァーノと息子が祈る様子が描かれて…
10/28 ヴェネツィア1日目(イタリア) 起床。隣のベッドの外国人のいびきが騒音レベルだった…!!しかし昨日22時に就寝したおかげで割と寝れた。 8:30 出発!みんなより早く起きたのに、出発するのは1番最後…。というかほかの3人はチェックアウトっぽい。 サンマルコ広場!10年前と変わらない😊 サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿を外から眺める。ため息橋、10年前にきた時に工事中だったから念願!!見られて嬉しい!! あいにくの曇りだけど、対岸のサンジョルジョマッジョーレ島が幻想的。 ホテルダニエリ。ARIAの姫屋の聖地。超高級ホテル。(私はARIAというヴェネツィアを舞台にした漫画の大ファン) 中…
サリンベーニの聖母 この項目は、ブッダの霊的潮流がキリスト教に流れ込んでいるとのシュタイナーの主張を考察するものであり、その②では、それを裏付けるものとして、通常のキリスト教芸術学では理解が困難な絵、ブッダ風の霊的存在が描かれているグリューネヴァルトの絵を見た。 ヘラ・クラウゼ=ツインマー氏は、その著書『絵画における二人子どもイエス』において、更に驚くべき絵画を紹介している。 それは、ウルビーノ(イタリア、マルケ地方)のサン・ジョバンニ教会のフレスコ画である(上図)。 この絵に描かれているのは、女性のようであるが、光背を背に持ち、脚を組み、両手は印を結んでいるように見える。我々日本人には、まさ…