不良学生にもワクワク・ドキドキする時があった 1カ月のうち最低2週間はアルバイトに費やしていた学生時代。私にとっては限りある時間をいかに効率的かつ有意義に過ごすかが問題だった。 私は2年生の春からは、ありがたいことに撮影の実技まで吸収できるアルバイトに就くことができたし、3年生の秋以降、卒業するまでは雑誌編集の現場で働いていた。 そんな私にとって学生生活の最大の関門は専攻の授業で課されていた課題提出だった。時間的な制約があるため、限られた時間のなかで写真に取り組み、集中することでしか課題提出をこなすことができなかったのだ。簡潔に言えば “不良学生” である。 そんな私だが “写真する” 時間は…