「新幹線電気軌道総合試験車」の愛称。営業列車と同等の速度で走行して電気・軌道の状態を計測するための車両であり、黄色塗装となっていることからこう呼ばれる。
ドクターイエローとして製造されたのは922形が最初である(それまでは試験車両を改造したT1編成を使用していた)。JR化後はT2編成がJR東海、T3編成がJR西日本に引き継がれ、その後922形の置き換えのため3代目ドクターイエローとなる923形が登場してT4編成がJR東海、T5編成がJR西日本に配置された。
約10日に1回のペースで検測を行っており、運転停車する駅の違いによって2種類のダイヤパターンで検測している。
なお、T4・T5両編成はJR東海が一括管理している。
東北・上越新幹線開業前からドクターイエローとして925形が在籍し、その後2001年に後継車としてE926形が登場して925形は役目を終えた。これは「East i」という新たな愛称を名乗っている。このS51編成は山形新幹線・秋田新幹線にも対応しており、JR東日本の新幹線区間を測定している。
トミカ ロングタイプトミカ No.122 923形 ドクターイエロー