デンマークで1995年に始められた映画運動。
映画撮影において不自然な作り事を減らすことによって、ストーリーと俳優の演技に注目させることを意図している。
- 撮影はすべてロケーションによること。スタジオのセット撮影を禁じる。
- 映像と関係のないところで作られた音(効果音など)をのせてはならない。
- カメラは必ず手持ちによること。
- 映画はカラーであること。照明効果は禁止。
- 光学合成やフィルターを禁止する。
- 表面的なアクションは許されない(殺人、武器などは起きてはならない)。
- 時間的、地理的な乖離は許されない(つまり今、ここで起こっていることしか描いてはいけない。回想シーンなどの禁止である)。
- ジャンル映画を禁止する。
- 最終的なフォーマットは35mmフィルムであること。
- 監督の名前はスタッフロールなどにクレジットしてはいけない。
以上、10のルールだが、厳密に守らなければ、「ドグマ95」作品を名乗れないという訳ではない。