ドナルド・ラムズフェルド

ドナルド・ラムズフェルド

(社会)
どなるどらむずふぇるど

Donald H. Rumsfeld ドナルド・ラムズフェルド (1932年7月9日〜)

政治家。イリノイ州シカゴ出身。
米国ジョージ・W・ブッシュ政権(第43代大統領、2001/1/20〜)国防長官。
ネオコン代表格。アメリカ軍産複合体を代表する人物ともいわれる。

経歴

  • 1954年 プリンストン大学卒。
  • 1954年〜1957年 朝鮮戦争終結後に3年間兵役に従事。海軍パイロット。全米海軍レスリングチャンピオン。
    • ギリアド・サイエンス社の取締役会長
    • アセア・ブラウン・ボベリ(ABB)およびアミリン製薬会社の役員
    • ソロモン・スミス・バーニー・インターナショナル社顧問会議議長
  • 1963年 イリノイ州選出下院議員(共和党)に当選。
  • 1969年 ニクソン大統領補佐官。
  • 1971年 生計費閣僚委員会事務局長兼任。
  • 1973年 北大西洋条約機構(NATO)大使。
  • 1974年 フォード政権主席補佐官。
  • 1975年 フォード政権国防長官(歴代最年少、43歳)、1977年1月退任。
  • 1977年〜1985年 医薬品メーカーのG・D・サール社長、CEO、会長。
    • 80年代からは政府関連のさまざまな委員会に参加。
  • 1990年〜1993年 ゼネラル・インスツルメント・コーポレーション(GI)会長兼最高経営責任者
    • ロッキード・マーチンのシンクタンク・ランドコーポ゜レーション理事。
    • 他、民間企業役員や政府顧問多数。
  • 1998年 議会の委託を受けた”米国に対する弾道ミサイル脅威評価委員会”委員長。日米諮問委員会のメンバー。
    • 北朝鮮やイラン、イラクの弾道ミサイルの脅威増大を警告する報告書を発表。NMD構想を推進。

1954年、ジョイス夫人と結婚。3人の子供と5人の孫。

逸話など

  • 空軍時代
    • レスリングでは、先攻で相手をマットにたたきつける荒技を得意としていた。
  • フォード政権国防長官時代。
    • 空軍パイロットの経歴を生かして自ら新型機のテストを買って出た。
    • 当時CIA長官だったジョージ・H・W・ブッシュ元大統領(現ブッシュ大統領の父)が出したソ連軍事力評価を甘いと退け、民間の専門家チームに見直させた
  • その後のビジネスマン時代。
    • 1980年代、中東の最大の親米国家であったイラン・パーレビー王朝は、イラン革命(80年)によって打倒され、米国の中東支配政策はここで大きな打撃を受けた。そこで、米国はイラン革命に反対のフセイン政権をサポート、イランとの戦争を援助した。ラムズフェルドは、レーガン政権の中東特使としてイラクを訪れフセイン大統領と笑顔で握手をしている。
    • 「米帝国論」としても知られる外交・安保問題の研究所「新アメリカの世紀プロジェクト」(PNAC)設立を後援。
  • ブッシュ政権国防長官就任後。
    • 「米国および同盟国を防衛するための新しいアーキテクチャの設計にあたって、私は彼(ラムズフェルド国防長官)に、現状を自由に見直してよいという広範な権限を与えた」と2001年初頭の大統領演説でブッシュの発言。
    • 2003年1月、イラク戦争に反対する独仏を「古いヨーロッパ」と呼んだことは大きなメディアの話題になった。
    • 机は、立った姿勢ように設計された「スタンドアップ・デスク」を使い椅子はない。部下からの報告も着席せずに聞く。「座るのが好きじゃないんだ。立ったままのほうが能率があがる。一日に12〜3時間は立ったままだけど全く苦痛はない」とのこと。

著書

  • Rumsfeld's Rules: Collected Wisdom for a Good Life

ラムズフェルドに関する本。

  • Rumsfeld's War: Remaking the American Military and Winning the War on Terror *1
  • ラムズフェルド―百戦錬磨のリーダーシップ

受賞歴

「わかりやすい英語運動」の2003年「フット・イン・マウス(口に足)」賞受賞。その受賞発言は次の通り。

Reports that say something hasn't happened are always interesting to me, because, as we know, there are known knowns, there are things we know we know. We also know there are known unknowns; that is to say, we know there are some things we do not know. But there are also unknown unknowns - the ones we don't know we don't know.

発言など

イラクが所持しているとされた、大量破壊兵器に関する発言の変遷は次の通り。

2002年

"We do know that he (Saddam) has been actively and persistently pursuing nuclear weapons for more than 20 years. But we should be just as concerned about the immediate threat from biological weapons." - Defense Secretary Donald H. Rumsfeld, Sept. 18, 2002, before House Armed Services Committee.

"There are a number of terrorist states pursuing weapons of mass destruction ... but no terrorist state poses a greater or more immediate threat to the security of our people than the regime of Saddam Hussein and Iraq." - Rumsfeld, Sept. 19, 2002, Senate Armed Services Committee.

"On its present course, the Iraqi regime is a threat of unique urgency." - Bush, Oct. 2, 2002, after reaching agreement with House leaders on Iraq resolution

2004年

Asked about his own unequivocal prewar assertions that Iraq had weapons of mass destruction, Rumsfeld acknowledged he had perhaps gone too far in the first days of the war when he said he knew where Iraq's banned weapons were. He said he was referring to "suspect sites" that had been identified in areas to the north of the advancing US forces. But, he added, "There are a lot of things being said about what the administration said which the administration did not say." "I've read the critics comments and I cannot find where I've said those things," he said


MUNICH, Germany (AFP) Feb 05, 2004,at the NATO conference

*1:ここでいうラムズフェルドのルールの抜粋はRumsfeld's Rulesに。

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