本や映画の消化が低調なのでまとめて(体調が悪いとかではないのですが、この状況はしばらく続きそう。 まずは本から。 ◆『ドラゴンになった青年』ゴードン・R・ディクスン 実験の失敗からドラゴンの住む世界に飛ばされてしまった恋人を追ったら、そこでドラゴンになってしまった青年。恋人を救うため冒険に出るというユーモアファンタジイ。とはいえコメディというわけではなく、仲間をつくって旅をして苦難を乗り越える割と王道なファンタジイ。なので、ユーモアがメインというより作品発表時(1976年)での現代化のための味つけといえそう。そうした手法はSF作家でもある著者らしい手法だろう。ドラゴンの扱いなど著者の優しい視点…