スクウェア・エニックス(旧エニックス)から発売されているRPG、ドラゴンクエストシリーズの第5作目。
天空シリーズの第2作目。「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」「ドラゴンクエストVI 幻の大地」と合わせて天空シリーズ三部作と呼ばれている。
オリジナルは1992年9月27日にスーパーファミコン用ソフトとしてエニックスから発売。
その後、2004年3月25日にリメイク版がプレイステーション2用ソフトとして発売された。
2008年7月17日には、再リメイク版がニンテンドーDS用ソフトで発売された。
欧米でもDS版が発売された。意外かもしれないが、欧米ではDS版が初の商品展開である。
シリーズ作品の中でも特にストーリーに重点が置かれている「親子3代にわたる壮大な旅の物語」。
ストーリーは少年期編と青年期編(前半・後半)の3つに大別される。
サブタイトルの「天空の花嫁」の通り、青年期編前半で結婚イベントがあり、ビアンカ、フローラのいずれかを妻として選ぶことになる。
システムとしては「ドラゴンクエストIV」から採用された馬車・AI・作戦などはそのまま踏襲されている。SFC版は戦闘に参加できるキャラクターが3人となっている(リメイク版は4人)。
インターフェース面では新たに便利ボタン機能が搭載され、「はなす」「しらべる」「とびら」がコマンドを選択することなく、ボタン一つで実行されるようになった。
本作の新規要素としては、特定種族のモンスターを仲間にすることができる「仲間モンスター」システムにある。同種族のモンスターは最大4体まで仲間にすることができるが、パラメータの数値は種族毎に固定である。このシステムは次回作「ドラゴンクエストVI」にも採用され、「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズへと発展していくことになった。
カジノでは、スロットマシンとモンスター格闘場に加え、スライムレースが追加された。
なお、本編クリア後の要素として隠しダンジョンが採用されたのは本作が初めてである。
プレイステーション2版はグラフィックスが向上し、マップやキャラクターが3Dポリゴンで表現されている。BGMのほとんどはオーケストラ音源を採用している。
戦闘参加人数はSFC版の3人から4人に増え、ゲームバランスが調整されている。アイテムを入れる大きなふくろ、仲間との会話機能が追加された。仲間モンスターシステムも強化されており、仲間にできるモンスターの種族が増加した。各地に名産品と呼ばれるアイテムが登場し、名産博物館に飾ることができる。また、リメイク版の「ドラゴンクエストIII」で採用されていた「すごろく場」が本作でも採用されている。
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