スクウェア・エニックスより2004年11月27日に発売されたPlayStation 2用RPG。
ドラゴンクエストシリーズのナンバリングタイトルとして第8作目。
北米版は2005年、欧州版は2006年に発売された。
開発は前作までのハートビートに代わり、レベルファイブが担当している。
2013年12月12日、スマートフォン版(iOS/Android)を配信開始。価格は2800円。
2015年8月27日にニンテンドー3DS版が発売。価格は5,980円(税別)。
ニンテンドー3DS版からキャラクターボイスを搭載
ドラゴンクエストシリーズとしては初めての完全3D仕様作品。キャッチコピーは「見渡す限りの世界がある」で、3Dグラフィックスで表現された臨場感のあるフィールドを冒険できる。キャラクターグラフィックはリアルな頭身となり、モンスターともどもアニメ風に表現するトゥーンレンダリングを採用している。
ドルマゲスによって呪いをかけられたトロデーン王国と、姿を変えられたその国王トロデとミーティア姫を救うのが目的。旅の途中でヤンガス、ゼシカ、ククールの3人が仲間に加わる。
パーティキャラクターは最終的に4人固定。馬車は存在するがパーティの入れ替えはできない。
転職システムは採用されていないが、各キャラクターで装備した武器により使用可能な特技が異なるなど、ある程度の戦術の幅は保証されている。
レベルアップやスキルの種によって獲得したスキルポイントを、武器スキル3種類と格闘スキル、各キャラクター固有の特殊スキルに割り振ることで、プレイヤーが独自に成長の方向性を決められるスキルポイントシステムを採用している。
仲間モンスターシステムは、スカウトによって3体編成のモンスターチームを作成するという形で採用されている。
モンスターチームは通常戦闘の際に呼び出すことで一定のターンの間代わりに戦わせることができる。
また、バトルロード格闘場において他のモンスターチームと戦わせることができ、クラスを勝ち抜いていくことで褒美を貰うことができる。
バトルロードについてはその後、アーケードゲームの「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズへと昇華された。
錬金術によって2つまたは3つのアイテムを合成させ、まったく別のアイテムが出来上がるという「錬金釜」が登場した。
なお、北米版ではキャラクターボイスの採用など何点かの変更が加えられている。
ナンバリングタイトルとしては初めてキャラクターボイスを搭載し、全イベントシーンがボイスに対応。オリジナル版では語られなかった新たなシナリオが追加され、新しい仲間として、女盗賊のゲルダ、モンスター・バトルロード主催者のモリーが加わっている。音楽は東京都交響楽団によるオーケストラ音源を採用。すれちがい通信を利用した新システムも搭載している。セーブスロットは2つ。
スピンオフ作品として、ヤンガスの少年時代を描いた『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』がある。
また、本作のバトルロードをカードゲーム化したアーケードゲーム『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』シリーズが登場した。
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 - 3DS
「ドラゴンクエスト8」空と海と大地と呪われし姫君 オリジナルサウンドトラック
交響組曲「ドラゴンクエストVIII」空と海と大地と呪われし姫君