エクトル・ギマール(Hector Guimard, 1867-1942) フランスで最初にアール・ヌーヴォー(Art Nouveau)建築を建て、パリで最も多くの人が目にするアール・ヌーヴォー作品を残した建築家です。 その「最も多くの人が目にする作品」がこのメトロの入り口。 当時アール・ヌーヴォーといえば古い伝統と格式から解き放たれた新しい芸術ではあるけれど、製作に手間暇かかる金持ちだけが愛でることのできる芸術といわれていました。そのアール・ヌーヴォーをパリ市民の身近に実現したのがエクトル・ギマールでした。 *モンマルトル近くのAbbesses駅。鉄とガラスの屋根が特徴的 ギマールのメトロ入り…