アナログ信号をコンピュータで利用するには,アナログ-ディジタル変換(analog-to-digital conversion,略して A-D 変換)によりディジタル信号に変換する必要がある。 連続したアナログ信号を適当な時間間隔で区切り,断続的な信号とすることを標本化という。 標本化定理によると,入力信号を完全に復元するためには,その入力信号に含まれる最高周波数成分の 2 倍を超えたサンプリングレートとすればよい。 標本化されたアナログ値を飛び飛びの不連続な数値で表すことを量子化という。量子化の段階数が増え,量子化の単位が小さくなるほど,量子化誤差は小さくなる。 A-D 変換器の方式 積分形 …