ナムジュン・パイク(1932~2006)はあまりに有名だし、日韓だけでなく世界中の美術館の「現代美術の回顧展」的なものでは必ず登場する。一昨年、ベルリンでもジョン・ケージやヨゼフ・ボイスに並んで彼やオノ・ヨーコの作品を見た。 なので「すみませんすみません、今回はもっと他のが見たいので…」と初日はスルーしたものの、家に帰って図録を見たら、こちらもやはりコンセプトが斬新。周辺の人との交流の記録が中心だった。 2章 ナムジュン・パイクと日本のアーティスト 現在、世界的なビデオ・アーティストとして知られるナムジュン・パイク(白南準)は、日本の植民地時代の朝鮮半島に生まれ、1950年に来日して、東京大学…