核心に近いことほど、誰にも言えない。私の中の、または頭の奥の世界は、存在を認めるだけでは触れられない場所。誰に対しても1枚壁があって、その形状はいろいろだ。薄かったり分厚かったり、透過率60%だったりして、置かれる状況はそれぞれだけども、隔たりがあることは間違いない。それが悪いことだと自分を責めてるわけではないんだ。適切な距離感が作られることも事実だし、皆はともかく私には必要なことなんだと思う。しかし壁を感じない人間が一切いないというのは、なんだか少し寂しい気もする。一番薄い壁でも、世間で見れば強固な部類かもしれなくて、近いようで遠い というか、私と、真の意味で手を繋げた人はいないんだなと思う…